働きながら大学に通いたい人へ。現役の社会人学生が、学び直し・リカレント教育のメリットについて考えてみました-慶應義塾大学通信制 在校生/京都芸術大学通信制 卒業生-

こんにちは。ユイと申します。

最近、日本でも社会人として大学や専門学校で学び直す人が増えていますね。私は、社会人学生になることを、たくさんの人におすすめしたい!と思っています。


「社会人学生なんて、ハードルが高い」という方、大丈夫です。私も数年前は「働きながら大学とか、ぜったい無理!」と思っていました。

が、私自身は2020年から京都芸術大学の通信制に通って卒業し、2023年に慶應義塾大学の通信制に合格しました。どうしてこのような進路を選んだのかは、追々の記事で書かせていただくとして……

今回は、社会人になってから大学に通うメリットをご紹介します^^

社会人が大学に通うメリット

メリット1:とても質の高い授業コンテンツが学べる

いま、勉強できる機会が、世の中にあふれています。

英会話教室はコンビニくらいありますし(肌感です)、オンライン講座やセミナーも選びきれないほどありますよね。ビジネススクールはもちろん、エンジニアやデザイナースクール、マーケティングスクール、投資スクール、セラピストや医療従事者になるための講座などなどなど……!


私がフリーランスとして働き始めた約10年前は、これほどスクールや講座があふれていたわけではないので、人気の運営企業も限られていて、選択肢が少ない分、選びやすかったように思います。

けれど、いま、自分に合ったスクールを見つけたり、質の高い講義コンテンツに出会うことはそうカンタンなことではありません。


そんななか、“大学で学ぶ”最大のメリットは、確実に質の高い講義コンテンツを受けられることではないでしょうか。

はじめて京都芸術大学の授業を受けたときは、本当に驚きました。「なんて幅広く・奥深く、それでいてムダが削ぎ落とされている、濃ゆ〜〜い授業なんだ!」と。

これまで、お仕事を通じてさまざまな講座を受けたり、運営に携わってきました。もちろん、芸術関連のオンラインコンテンツなどを受講したこともありますし、有名な芸術家の講演を拝聴したことも何度もあります。

どれも素晴らしい学びがありますが、大学の講義はさらに濃いものでした。

よく考えれば、それはそうなんです。だって、大学というのは、多くの専門家が研究をする場所です。長年の、たくさんの専門家による研究成果が、吟味されアップデートされ、たくさん蓄積されているわけです。だからこそ、1つひとつが、幅広く・奥深く、それでいてムダが削ぎ落とされている、濃ゆ〜〜い授業なんですね。


もちろん、当サイト管理社が実施する「広報・PRプランナー&PRライター養成講座」のように、大学ではなかなか学べない分野において質の高い、企業運営講座もありますし、専門学校でも、大学と同じく「高等教育機関」として認可されているところであれば、多数の専門家の研究成果が積み上がっているはずなので、安心ではないでしょうか。


ちなみに私事ですが、私はハタチのころ大学を中退しています。

当時の私には、大学という、学問を研究し尽くし、尚も探求を続け、磨き上げ続けている場所の、濃ゆ〜〜い授業が受けられることのありがたみがわかりませんでした。

もしかすると、きちんと大学を卒業したみなさんのなかにも、同じような感覚の方がいらっしゃるのではないでしょうか。

大人になり、社会人経験を経て、その素晴らしさを理解でき、講義内容を血肉にできる今だからこそ、いっそう、大学に通う価値があると思います。


メリット2:転職や事業拡大に活きる

大学を出ていない人も、すでに卒業している人も、社会人として大学に通うことは社会的な信頼を大幅にアップすることにつながる、とてもよい選択です。

私自身は早くから自営業を始めたため、実はあまり学歴に左右されないキャリアを歩んできました。けれども、日本社会の大半はそうではありません。


私のお仕事の1つとして塾講師があるのですが(記事最下部にプロフィール記載)、生徒たちは大学進学を志していますし、大学生講師も多いです。また、所属しているNPO法人でも就職支援をすることがあります。そのため、就活事情や大学ごとのキャリアへの影響に関する情報が入ってきやすい環境にいます。

やっぱり、現代においても大学を卒業している人のほうが圧倒的に就職や転職がしやすく、給与のよいお仕事に就きやすい世の中です。(中には、専門学校などで手に職をつける方が有利な職業もあるので、情報収集してみてくださいね)


また、自営をしてきたこの約10年で、たくさんの起業家に出会いましたが、経営者として成功している方々には、なぜだか高学歴の方が人が多いです。もちろん中卒や高卒の方々もいらっしゃいますし、起業の間口は広がりましたので、あくまで私が出会った限りではという話ではありますが……!

いずれにしても成長を続ける会社の経営陣は勤勉でないと務まらないということなのかもしれません。

私の場合は、慶應義塾大学出身の友人が多く、さまざま良い点を聞く機会に恵まれていたため、同校を志望しました。一流の場所で一流の学問をすることができ、それによって考える力や答えを見出す力がますます鍛えられ、尊敬する友人や先輩たちとさらに高い議論を交わせるようになっていくと思うと、ますます楽しみです。


すでに大学を卒業している方々のリカレント教育という観点では、当時の学部と現在の仕事がリンクしていない場合や、これから別分野にキャリアチェンジしたい場合はもちろん、“学歴のアップデート”によるキャリアアップにもおすすめです。

“学歴のアップデート”というのは慶應義塾大学のウェブサイトでも使われている言葉です。“学びを続けている人”はやはり社会から重宝されます。社会人でもあり、大学で学ぶというのは、それだけで尊敬され、歓迎される所感があります。

もちろん「しっかり就業できるのか?」「仕事に支障がないのか?」と問う企業もあると思うのですが、政府が社会人学習を推奨するくらいなので、副業同様これからどんどん企業の受け入れ態勢も整っていくはずです。


すでに日本の一流大学で学んだ方々には、海外の大学もおすすめです!オンラインでバチェラー(学士)やマスター(修士)を取得できる海外の大学も増えています。


メリット3:学割が使える

他にも考えれば考えるほど、いろいろとメリットが出てくるのですが、最後のメリットには「学割が使える」を選びました。

社会人にはありがたいアップル製品やマイクロソフト製品の購入、映画館や美術館、さまざまなサブスクサービス。いろんなところで学割を使うことができます。駆使すれば、月数万円、浮かせることができるかもしれません。

けっこうありがたいですよね!

ただし、23歳以上の学生や社会人学生は使えないというところも少なからずあります。しっかり確認してくださいね。



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記事を読んでいただき、ありがとうございました。これからも学校・学部選び、大変なこと、通信制ならではのメリット、単位取得や卒業のコツなどなどご紹介していきます。

【プロフィール:ユイ】

フリーランスでPRライター、英語メインの塾講師、イベントモデレーターやMCのお仕事をしています。2023年3月、社会人学生として京都芸術大学の芸術学部通信過程を卒業。4月から慶應義塾大学の法学部法律学科通信学生です。マイブームは中国語と韓国語。NY市NPO法人JaNet広報。アート好き、猫好き。働き方・キャリア、社会人としての勉強・学習、語学についてなどなど、書き連ねていきます◎