PRライティングは汎用性の高いスキル。働き方の選択肢を広げ、仕事、日常をも豊かに~第6期広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第6回レポート~

こんにちは。広報・PRプランナー&PRライター養成講座第6期生のSayuriです。全6回にわたる講座が、無事に修了いたしました。PRを学んだ半年間はあっという間で、新しいことをたくさん知ることができた大変濃い時間でした。

私は現在日系の航空会社で客室乗務員をしておりますが、セカンドキャリアに向けて新しいスキルを身につけたいと思い、この講座の受講を決意しました。


リモートワークの推奨や副業人材の活用など、働き方の選択肢が増えているいま、私のようにフリーランス・複業(副業)としてのキャリアチェンジを視野に入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に、PRライターのお仕事について、いま需要が高まっている背景やどういう場面で活かされるか、講座で学んだことをレポートします!


企業の広報・PR担当の右腕にもなるPRライターは、今後も需要の高まる職種

まず、PRと聞くと「宣伝、アピールすること」などの意味で認識している方も多いのではないでしょうか。PRとはPublic Relationsの略で、関わるすべてのステークホルダーと良好な関係を構築することで、中長期的にビジネスを発展させる役割。分かりやすく言うとファンづくり、コミュニケーションデザインともいわれます。


商品やサービスを売って終わり、ではなく、買ってもらった後も「満足していただけているか?」「より満足してもらうためにはどのような工夫が必要か?」など、リピートしていただくことやファンになってもらうことを重要視しています。

関わるすべての人と良い信頼関係構築をするには、相手視点に立ってものごとを考えることや、共感、思いやりの心をもつことが大切ですよね。


PRライターは、そんなPR視点を持ってライティングをする人のことをいいます。


PRの施策には、プレスリリース、オウンドメディア、コーポレートサイト、SNS、イベント……など、多岐に渡ります。PRライターは、オンライン、オフライン含めて、企業の広報・PRの右腕としてライティング部分を担っているのです。


とくにインターネットが普及しているいま、各企業がオンラインでPRを手がけることが多くなりました。その一方で、オンラインではさまざまなツールがあり、企業のPR担当者だけで業務を担うことが難しくなってきている現状があります。

そのため、外部にPR業務を委託することが増えてきているのですが、PR施策には文章で発信することが多く、ライティングのスキルは必須。その中でも、PRの視点を持ったPRライターは希少で、いま需要が高まっているのです。


オンラインの情報が溢れている時代だからこそ、ほんとうに価値のあるものを必要とする人に届けられるPRライターが求められているのですね。


経営視点とウェブマーケティングの知識で、効果的なPRライティングが行なえる

では、PRライターにはどんな知識が必要なのでしょうか。

PRライティングにおいてはウェブマーケティングの知識が不可欠です。インターネットで検索をすれば大量の情報が出てくる昨今、いくら有益な情報を発信したとしても、届けたい人に届けられなければ本末転倒ですよね。

SEO(検索エンジン最適化)を意識したキーワードの選定や、読者が求めている内容だと瞬時に分かるタイトル作り、具体的なターゲット設定など、読んでもらえる仕組みを理解し、工夫することも大切です。

>> PRライティングのポイントについて知りたい方はこちらもご参照くださいませ。


また、ライティングに限らず、PR戦略全体に携わる場合には、企業のPR・ブランディング全般をサポートするため、企業の目的やフェーズ、予算などを把握することなど経営視点を持つことが重要です。


最近では、フリーランスや複業(副業)のPRプランナー・PRライターへお仕事を依頼する企業さまが増えていますが、その企業さまの社員であるかどうかに関わらず、企業さまの目標、理念などをリサーチして理解すること、共感することが大切ですよね。

PRを手がける自分自身が企業さまの理念に納得、共感すること=ファンになることではじめて、お客さまに商品やサービスの真価を伝えられるのです。


経営視点やウェブマーケティングの知識も、PRの基本である相手視点があってこそ、より力が発揮されます。客観的な視点と自分の伝えたいことのバランスを大切にし、効果的なPRライティングを目指したいですね。


PRライティングは日常のコミュニケーションにも応用できる汎用性の高いスキル

相手に伝わりやすい言葉選びや順番を工夫しながら文章に落とし込むPRライティングは、記事の制作のみならず、日常のメール作成や、相手とのコミュニケーションにも活かすことができるスキルだと実感します。


先日、直属の上司から「報告、伝え方が上手だね」と言っていただくことがありました。いままで報告の仕方などで褒めていただくことはほとんどなかったのですが、この講座を通して、自然と「相手に伝わりやすい伝え方」を意識している自分がいることに気が付きました。

仕事中のあわただしい状況でも、相手に分かりやすいように伝える順番に気を付ける、相手のタイミングを考慮して報告をする……。そんな意識、行動が、円滑なコミュニケーション、良好な関係構築につながっていると実感します。


また仕事のみならず、普段の会話などからもPRライティングで学んだことが活かせており、コミュニケーションをとることがより楽しくなりました。


たとえPRとは関係のない分野の仕事であるとしてもPRライティングの知識を身につけることは、人と関わっていく以上、仕事にも日常にもいい影響をもたらしてくれる汎用性の高いスキルだと感じております。

多方面で活かせるスキルを学べてよかったと思いますし、新しいスキルを身につけたいと思っている方に、この講座でPRライティングを学ぶことをおすすめしたいです。


全講座をふりかえって

あっという間の半年間、PR未経験からのスタートだったため不安も大きかったですが、講師、チューターの方々の手厚いサポートのおかげで無事に講座を終えることができました。

自身が一番成長できたと感じる点は、アウトプットをする習慣が身についたことです。講座内では、受講生同士で意見交換をすること、講座後にレポート執筆をする、講座に参加できなかった受講生に向けて補講講師役として学んだことをお伝えするなど、たくさんアウトプットができるチャンスがありました。


いままで発信することに抵抗のあった私ですが、この講座を受講して、何事もチャレンジするという目標を立て、これらの機会を積極的に取り組みました。その結果、知識の理解も深まり、自信につながりました。

PRライティングのスキルはまだまだ磨いていく必要がありますが、今後もアウトプットを重ねて学び続けたいと思います。


(執筆:PRライター Sayuri)